第27回-社会専門99

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問題99 事例を読んで, J相談員が介入したレベルとして, 適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
大学で障害のある学生の修学支援を担当するJ相談員 (社会福祉士) は, 重度の身体障害のある学生Kさん (18歳, 女性) の学内支援を調整している。Kさんから多目的トイレ内に手すりを増設してほしいという希望が出された。そこでJ相談員は, 所属する部署の上司と相談し, Kさんが属する学部からの要請を依頼するとともに, 関係部署と交渉した。その結果, 増設工事についての了承を得ることができた。
1 ミクロレベル
2 メゾレベル
3 サブレベル
4 マクロレベル
5 エクソレベル

さて, これってどっかてみたような気がするなあ。。微妙にBlog内の検索がうまくいかない時もあるんだよねえ。
ソーシャルワーク実践の対象は,ミクロ(小),メゾ(中),およびマクロ(大)の3つに分類されるのが一般的です。サブとエクソはあまり聞かないですねえ。

選択肢1 誤り。ミクロレベルの介入は,個人のもつ生活問題への支援,小規模のグループ等への介入や支援などを指します。事例はミクロレベルと言えないくは無いですが, 組織との交渉などを踏まえて考えるとメゾレベルではないかな。

選択肢2 正答。メゾレベルの介入は,ある程度大規模のグループ, 地域社会などに関する介入です。機関の管理・運営などが含まれるので, これが正答だと思います。

選択肢3 誤り。ここでいうサブレレベルってどの意味で使っているのかなあ。正直良くわかりませんでした。

選択肢4 誤り。マクロレベルの介入とは, 自治体などへの働きかけ, 政策立案, 実施, 評価などを指します。

選択肢5 誤り。このエクソレベルは, 重層的な地域生活支援圏域の中で出てきたの見たことがあります。位置づけとしてはメゾとマクロの間にあたるんじゃないかなあ。

この問題もちょっと曖昧でした。今年は苦労しそう。。

 

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