第26回-社会専門134

Pocket

問題134 事例を読んで, Cさんの地域生活支援における関係者の連携に関して, R地域包括支援センターの社会福祉士による支援として, 適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
借家で一人暮らしをしているCさん (81歳, 女性) は, 変形性膝関節症のために最寄りのスーパーまで約500mの距離の歩行が困難となり, 要支援1の認定を受けた。そのため, D社会福祉士が介護予防サービス計画を作成し, 介護予防訪問介護で買物と掃除の代行が行われ, 介譲予防居宅療養管理指導で薬剤師も訪問している。また, 旧知の仲である家主のEさんや友人のFさんが, 話し相手として毎日1回は訪ねて, 見守りをしている。しかし, 最近になって, Cさんの食事摂取量が極端に少なくなってきた。主治医のG医師は, Cさんが低栄養状態に陥るのではないかと心配している。
1 介護予防居宅療養管理指導を担当している薬剤師から, 適切な食事内容の助言を受ける。
2 EさんとFさんの訪問を減らし, 介護予防通所介護により孤立感の解消を図る。
3 G医師の助言とCさんの了解を得て, 低栄養の兆候や留意事項をEさんとFさんに説明する。
4 近くの介護老人福祉施設の生活相談員にCさんを紹介する。
5 予防給付として, 配食サービスの導入を検討することにする。

事例問題っぽくない事例問題ですねえ。まあ丁寧に見ていけばなんとか。。

選択肢1 誤り。介護予防居宅療養管理指導は, 在宅で療養していて, 通院が困難な利用者へ医師, 歯科医師, 看護師, 薬剤師, 管理栄養士, 歯科衛生士などが家庭を訪問し療養上の管理や指導, 助言等を行うサービスです。これを見ると, 薬剤師が食事内容の助言をすることも十分あるように思いますが, できれば管理栄養士の方が良さそう。。。

選択肢2 誤り。インフォーマルサービスであるEさんとFさんの訪問を減らしてしまうと孤立感は逆に増してしまうと思います。

選択肢3 正答。「G医師の助言とCさんの了解」があれば, 旧知の仲の二人にその見守りをお願いすることは適切な援助だと思います。

選択肢4 誤り。うーん将来的にはないとは言えませんが, この時期に紹介してどうなるかなあ。介護老人保健福祉施設は要支援という段階で使用するサービスではないと思います。

選択肢5 誤り。これちょっと意味わかりませんね。。予防給付としては, 配食サービスが組み込まれていないという意味でいいのかなあ。。

ちょっと歯切れの悪い解説になっちゃいました。。

カテゴリー: 第26回社会専門科目, 高齢者に対する支援と介護保険制度 パーマリンク