第26回-社会専門136

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問題136「平成23年国民生活基礎調査」 (厚生労働省) による児童のいる世帯の状況に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 児童のいる世帯は全世帯の7割となっている。
2 児童のいる世帯の平均児童数は3人を超えている。
3 児童のいる世帯の約6割が三世代世帯である。
4 児童のいる世帯の約3割がひとり親と未婚の子のみの世帯である。
5 児童のいる世帯の母の約6割が仕事をもっている。

さて, 二年目開始。早速統計問題ですね。原文はこちら
この問題も数字を覚えておくというよりも普段からニュースなどをよく読んで社会に関心を持っていればなんとかなったかなあ。

選択肢1 誤り。児童福祉法においては, 児童を, 乳児(満1歳まで), 幼児(満1歳~小学校まで), 少年(小学校から, 満18歳)に区分しています。この少子化が騒がれている状況で児童のいる世帯が7割じゃないことは明らかですね。およそ25%前後が正解です。

選択肢2 誤り。これも感覚的にわかりますね。合計特殊出生率から考えても, 児童の数を平均して3を超えることは考えにくいですね。ちなみに平成23年現在では, 1.73となっています。

選択肢3 誤り。核家族化が進んでいる現代に置いて, 3世代世帯そのものが減っています。子育てをする上で祖父母の存在は大きいいですが, 実際に児童のいる世帯でも3世代世帯の割合は17.2%にとどまっています。

選択肢4 誤り。これは結構悩みました。いわゆるシングルマザー(ファザー)の割合は近年増加傾向にありますが, 平成23年現在では, 7.4%であり, 3割はさすがに多すぎだと思います。

選択肢5 正答。ここでいう「仕事」は正社員だけとは限らないので感覚的にこれが選べたのではないかと思います。逆に4割は仕事を持っていないのかあと思ったのですが, よく見てみるとやはり児童の年齢が大きくなるにしたがって割合は増えていっているみたいですね。

さて、今日は3問だけにしまっしょい。

カテゴリー: 第26回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 パーマリンク