第27回-社会専門101

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問題101 相談援助における心理社会的アプローチに関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 「コモン・ヒューマン・ニーズ」の著者トール (Towle,C.) の流れを受けている。
2 ランク (Rank, O.) により提唱された自我理論を基盤としている。
3 課題解決に向けた支援に消極的な人に適用可能なアプローチである。
4 実践における時間的制約や即効性についての期待に応えることができる。
5 心理社会的問題を抱えている人を対象として, 援助期間や時間を取り決めて援助する。

あれー?これってついさっきの問題の選択肢5を詳しくしたような内容ですね。。バランス悪!というかこの問題は難しすぎなのであんまり復習してもしょうがいないかなあ。

選択肢1 正答。らしいです。心理社会的アプローチの源流はリッチモンド, その後ハミルトン「ケースワークの理論と実際」, トール「コモン・ヒューマン・ニーズ」を経て, ホリスが理論化しています。

選択肢2 誤り。ランクは意思心理学で有名です。これは機能主義の考え方に受け継がれいます。クライアントは環境さえ整えば, 元々が自分で立ち直る力を持っているという思想ですね。

選択肢3 誤り。これ日本語の問題ですね。人・状況・両者の相互作用としう支援で考えれば, 消極的な人も状況との交互作用によって理解できるためもちろん適用となります。正答じゃないかなあ。。ただ, 選択肢の言い方だと, 「消極的な人のみ」っていうふうに聞こえるからか誤りなのか。。納得できない問題です。

選択肢4 誤り。これはバーグやシェイザーらの解決志向アプローチの説明だと思います。

選択肢5 誤り。これはリードとエプスタインの課題中心モデルの説明だと思いますー。

ふうー疲れた。この年, かなり癖のある問題多いなあ。

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