第27回-社会専門104

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問題104 事例を読んで, A相談支援員がとるべき支援として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
N市の基幹相談支援センターのA相談支援員 (社会福祉士) は, 知的障害のあるBさん (50歳, 女性) の支援を1年前から担当している。母親 (78歳) が認知症のために指定介護老人福祉施設に入所することになったため, Bさんは一人暮らしとなった。これがきっかけで不安感が強くなり, 叔父に頻繁に電話をかけている。最近A相談支援員は, 市内にあるグループホームが新たに入居者を募集すると聞いたので, Bさんと叔父にこの情報を提供した。叔父は入居を勧めているが, Bさんは不安を感じている。
1 Bさんと叔父に, 自分たちで話し合って決定するように言う。
2 早くしないと入居の機会を逃すので, 叔父に申込みを促す。
3 Bさんのグループホーム見学を予約する。
4 Bさんが叔父に頼っているので, これ以上の介入はせずに様子を見守る。
5 Bさんの状況を再度アセスメントしてニーズを確認する。

事例問題らしい事例問題ですね。確実に問いておきたい。

選択肢1 誤り。これは無責任だなあ。。なんのために相談支援をするのかわかりませんね。

選択肢2 誤り。そもそも事例の状況で入居者募集を安易に情報提供すること自体がおかしそうです。

選択肢3 誤り。Bさんの不安を扱うという意味では, なくはないかなあと思ったりもしますが。。まあ普通に考えて選びにくいですね。

選択肢4 誤り。1の解説とおなじですー!

選択肢5 正答。母親というインフォーマルな社会資源が変わってしまった段階でBさんの状況を再アセスメントをしてニーズを確認するのは正しい支援だと思います。

さて次々ー!

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