第27回-社会専門107

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問題107 相談援助の面接場面で活用する専門的な応答技法の説明に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 相手の発言をそのままの表現で言い返す技法を「閉じられた質問」という。
2 相手の発言の情緒的な面を言葉にして返す技法を「言い換え」という。
3 うなずいたり相手の話を促す技法を「明確化」という。
4 相手の発言内容に対して援助者側の解釈を加えて応答する技法を「要約」という。
5 私はこう思いますと援助者を主語にした言い方をする技法を「アイメッセージ」という。

ソーシャルワークにおける技法の用語問題です。これもサービス問題かなあ。

選択肢1 誤り。これは繰り返し技法の説明。閉じられた質問は, クライアントがYes, N0などで応えることができる質問のことを言います。「兄弟は何人いますか?」などの正答が簡単に見つかる質問もこれに当たります。

選択肢2 誤り。選択肢は感情の反映の説明だと思います。「つらかったんですね」というような言い方でしょうか。クライアントにとっては, 自分の感情をわかってくれたという理解につながります。「言い換え」は, 感情に限らず, クライアントの言葉をワーカーの言葉で言い換える技法です。例えば「頑固過ぎて」を「意志が強い」などの言い換えるリフレーミングもその一種ですね。

選択肢3 誤り。これは促し技法だと思います。あなたの言葉を聞いていますよ。というメッセージを伝えることで更に深い部分まで話してもらうために使われる技法です。明確化は, クライアントの話す内容の要点を明らかにして返す技法のことを言います。

選択肢4 誤り。要約はあくまでクライアントの話をまとめるという技法です。選択肢は明確化の説明かなあ。なんかどっちもでいいだろうという気分になってきましたが。。

選択肢5 正答。「I」ではじまる主観的メッセージのことをIメッセージと言います。クライアントの意見と違うこともいう可能性もあるので, ある程度ラポールが出来上がってから使用される技法だと思います。

今日もあと2問!がんばるぞー」。

カテゴリー: 第27回社会専門科目, 相談援助の理論と方法 パーマリンク