第27回-社会専門123

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問題123 人材の確保, 育成に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 採用計画の立案に当たっては, 社員の数という量だけでなく, 資格や経験などの職業能力の質についても考慮する。
2 ハロー効果とは, 評価者自身と反対の特性を持つ者を過大又は過小に評価するエラーのことである。
3 人事考課などの評価の結果については, 苦情が出やすいため, フィードバックの面接は行ってはならない。
4 目標管理制度では, 個人の嗜好に合わせて自由に目標を設定させなければならない。
5 計画的な人事異動であるジョブ・ ローテーションは, 人材育成を目的としたものではない。

この問題も3年で初めてのタイプだなあ。これも産業系の問題なのでしっかり読めばなんとか出きたと思います。

選択肢1 正答。人材を確保するためには, 採用が重要な役割を持ちます。採用には, 量だけではなく人材の質を考慮することは言うまでもありません。

選択肢2 誤り。ハロー効果とは, 他者に顕著に好ましいもの (好ましくない) 特徴があると,その人の他のすべての特徴を不当に評価あるいは低く評定してしまう傾向のことをいいます。選択肢は仮想的類似性の説明かなあ。仮想的類似性は, 他者を自分と似ていると思い込む傾向のことを言います。

選択肢3 誤り。アメリカでは, 査定結果のほとんどが評定者の署名入りで通知されます。日本では, フィードバックの仕組みが整っていないことが課題として指摘されています。

選択肢4 誤り。目標管理制度 (MBO: Management by Objectives)とは, 個別またはグルーブごとに目標を設定し, それに対する達成度合いで評価を決める制度のことを言います。「個人の嗜好に合わせて」という部分が誤りですね。

選択肢5 誤り。ジョブローテーションは, 人定期的に職場の異動や職務の変更を行う人事異動のことを言います。これは, 社員の能力開発のために, 人材育成計画にもとづいて行われるものです。

今日はここまでー。3年目も明日でおしまいです!

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