第27回-社会専門126

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問題126 認知症施策推進5か年計画 (オレンジプラン) に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 オレンジプランは, 認知症高齢者施策として, 介護保険制度の創設と同時に策定された。
2 オレンジプランにある「認知症カフェ」とは, 認知症の人やその家族を支援するため, 認知症の人と家族, 地域住民, 専門職等の誰でもが参加でき, 集う場をいう。
3 オレンジプランにある「認知症ケアパス」とは, 認知症のケアに当たる介護職員の処遇改善の道のりを示すものである。
4 オレンジプランにある「認知症サポーター」とは, 認知症の人に対して, 不動産や貯金などの財産管理を行う専門職をいう。
5 オレンジプランでは, 若年性認知症施策については, 言及されていない。

オレンジプランは, 平成25年から29年前の計画認知症施策の充実に向けての計画です。ちなみに, 団塊の世代が75 歳以上となる2025(平成37)年を見据え, 認知症の人の意思が尊重され, できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる 限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指し, 新たに新オレンジプランが作成されています。

選択肢1 誤り。介護保険制度の施行は2000年で, オレンジプランの作成は2012年なの「同時に策定」は誤りですね。

選択肢2 正答。認知症カフェには, 認知症の人と家族を支える新しい心のよりどころ, そして地域の人が直接認知症の人と交流できる場所としての役割が期待されています。ちなみに新オレンジプランでは, 認知症カフェ等の設置についての目標で, 2018(平成30)年度からすべての市町村に配置される認知症地域支援推進員等の企画により, 地域の実情に応じ実施することとされています。

選択肢3 誤り。認知症ケアパスとは, 認知症患者の状態に応じた適切なサービス提供の流れを言います。

選択肢4 誤り。認知症サポーターは, 認知症サポーター養成講座を受講・修了した者を称する名称です。オレンジリングで有名ですね。これは認知症の方を見守る地域住民に対して行う研修です。

選択肢5 誤り。平成24年度からガイドドブックが作成され, 医療機関, 市町村窓口等で若年性認知症と診断された人とその家族に配付されています。「言及されていない」ってのはあやまりですね!

今日は3問!がんばろー!

カテゴリー: 第27回社会専門科目, 高齢者に対する支援と介護保険制度 パーマリンク