第27回-社会専門128

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問題128 移動の介護に関する次の記述のうち, 適切なものを2つ選びなさい。
1 全盲の人への移動介助で階段を下るときは, 介助者が先に一段下がる。
2 片麻痺がある人の車いすへの移乗では, 車いすを患側の位置に置く。
3 平地での杖を使用した3点歩行は, 杖, 患側の足, 健側の足の順に動かすように助言する。
4 片麻痺がある人が杖歩行で階段を上るとき, 杖の次に患側の足を出すように助言する。
5 車いすで段差を下るときは, 前向きで降ろす。

おお介護技術系の問題も近年毎年出題されるんですねえ。しっかり考えてとけばサービス問題かなあ。

選択肢1 正答。先導するという意味では先に一段下がって声掛けをするのが正しいと思います。登るときには役に先に一段上がるのが適切です。

選択肢2 誤り。これは二年連続です。片麻痺では, 麻痺している方を患側, 麻痺していない方を健側といます。移乗の際には車いすを健側に置くのが基本となります。

選択肢3 正答。最初にまず杖を付くのはまあ分かりますよね。その後その杖を軸に患側の足を押し出し固定します。最後に健側の足を前に出せばスムーズに歩行することが可能ですね。

選択肢4 誤り。選択肢3とは逆の解説になりますが, 一段上に上がる時には健側を先に出し, その後患側の足をを引き上げるような動きがスムーズになります。

選択肢5 誤り。これはサービス問題ですね。前向きに傾けると乗っている人が前のめりに落ちてしまう可能性があります。後ろ向きが原則です。

今日はここまでー!

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