第27回-社会専門129

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問題129 片麻痺がある人への介護の視点から見た浴室の環境整備に関する次の記述のうち, 適切なものを2つ選びなさい。
1 開閉時に身体移動が少ないことから, 脱衣所は開き戸にした方がよい。
2 浴槽の出入りのためには横手すりをつけた方がよい。
3 腰かけて浴槽に入るための移乗台を設けた方がよい。
4 立位でまたぐ場合は, 浴槽の縁 (エプロン部分) はできるだけ厚い方がよい。
5 浴槽やシャワーチェアからの立ち上がりのために, 浴室の手すりは複数取りづけるとよい。

片麻痺の方への介護は2年連続2問連続ですねえ。結構難しく感じましたが, 介護系の仕事をしている人には常識なのかなあ。

選択肢1 誤り。開き戸より引き戸のほうが, 立ち位置の移動が必要ないため適切であると考えられています。開き戸は, ノブを回し, 『押す』または『引いて』開閉を行うもので, 引き戸は戸の取っ手に指を掛け, 横にスライドさせて開閉を行うものです。

選択肢2 誤り。これ微妙ですよねえ。浴室へ入るときにはアップダウンがあるので縦手すりがいいと思いますけど, 構造によっては横手すりがいい場合もあるんじゃないかなあ。

選択肢3 正答。これはまあ正答だと思います。移乗台があることで危険を避けることができます。

選択肢4 誤り。安定のためにはある程度の厚みは必要だと思いますが, 移乗台があればそこはあまり気にする必要はありません。むしろ手で掴んだりするためにはあんまり厚くないほうがいかもしれません。

選択肢5 正答。これもまあ正答ですね。複数の手すりがあると状況に応じて使用できると思います。

今日もあと2問!がんばろー!

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