第27回-社会専門141

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問題141 特別児童扶養手当等の支給に関する法律に関する次の記述のうち 正しいものを1つ選びなさい。
1 この法律では, 障害児を18歳未満と規定している。
2 特別児童扶養手当の支給額は, 1家庭に2人以上の障害児がいる場合は減額される。
3 特別児童扶養手当の支給額は, 障害等級が1級に該当する場合には高く設定されている。
4 障害児福祉手当は, 障害児入所施設などに入所をしている児童に対して支給される。
5 障害児福祉手当は, 重度障害児を監護する父もしくは母又はその養育者に対して支給される。

なんか今年似たような問題多いですねえ。この科目ってこんな感じなのかなー
特別扶養手当は, 「精神又は身体に障害を有する児童について特別児童扶養手当を支給し, 精神又は身体に重度の障害を有する児童に障害児福祉手当を支給するとともに, 精神又は身体に著しく重度の障害を有する者に特別障害者手当を支給することにより, これらの者の福祉の増進を図ることを目的」としています。

選択肢1 誤り。第二条に, 「この法律において障害児とは, 「二十歳未満であつて」」と記されているように対象としているのは20歳までです。

選択肢2 誤り。複数の場合の減額は規定されていません。むしろ増えてもいいですよねえ。ちなみに、世帯単位で所得制限があることは覚えておいたほうがいいかも。

選択肢3 正答。第4条に「月額は, 障害児一人につき三万三千三百円(障害の程度が第二条第五項に規定する障害等級の一級に該当する障害児にあつては, 五万円)とする」とあります。

選択肢4 誤り。逆に障害児福祉手当は, 施設入所している場合には支給されません。

選択肢5 誤り。障害児福祉手当と特別児童扶養手当は非常によく似ているので混同してしまうのですが, 前者が児童に対し支給されるものであるのに対し, 後者は扶養しているものに支給されるものという違いがあります。もちろん, 同時に受給することもできます。

さて、今日はあと一問でおしまいー!

カテゴリー: 第27回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 パーマリンク