第25回-共通科目8

Pocket

睡眠に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 ノンレム睡眠中に目覚めさせると, 人は夢を見ていることが多い。
2 ノンレム睡眠は, 速い眼球運動を伴うのが特徴的である。
3 レム睡眠時の脳波は深眠時の脳波パターンに近く, 脳の覚醒水準は高い状態にある。
4 レム睡眠時の抗重力筋の筋緊張は著しく低下し, 身体全体は弛緩している。
5 一般的な睡眠経過では入眠時にレム睡眠がみられ, 次にノンレム睡眠が出現する。

睡眠に関する問題です。テキストにはほとんど載っていませんが難易度はそこまで高くありません。なんとか分かりそうです。

このページが参考になります。睡眠はその深さと特徴によって, レム睡眠とノンレム睡眠に分類することができます。レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し, 平均的には約90分サイクルで繰り返します。

レム睡眠中は, ほぼ起きているのと同じような脳活動を行っているため, まぶたの下では急激な眼球運動 (Rapidly Eyes Movement) が起こっています。逆にノンレム睡眠では, 脳活動もかなり抑制された深い眠りについています。こういうのを聞くと普通にがっつり寝れたらいいじゃんとも思いますが, レム睡眠は記憶の定着などに重要な役割を持っているそうです。

選択肢1 誤り。夢を見るのは浅い眠りのレム睡眠ですね。

選択肢2 誤り。脳活動が活発なため急速眼球運動はレム睡眠時に起こります。

選択肢3 誤り。レム睡眠中の脳波は, 日中の脳波とほぼ同じです。

選択肢4 正答。レム睡眠中は脳活動は活発ですが, 筋肉系は弛緩しています。この時に変なタイミングで覚醒すると, 意識はクリアなのに体は動かないので金縛りなどになることがあります。

選択肢5 誤り。実は最初の入眠時はノンレム睡眠です。この設問はちょっと難しかったかもしれません。

今日はここまでー。

カテゴリー: 第25回共通科目, 心理学理論と心理的支援 パーマリンク

コメントを残す