第25回 精神疾患と治療 総評

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なんとか, 精神疾患とその治療10問の解説も終わったので総評をさせてもらいます。あくまで私見です。

「精神疾患とその治療」を解いてみた印象としては, 全体的な問題の難易度は低めという感じがしました。

おそらく受験した人の多くは, なんか微妙だけど見た事あるなあという感じである程度の点数は取れたのかなあと思います。

しかし, 問題を実際にじっくり解いてみると出題の意図が良く分からないものが多いです。

カリキュラムが代わったこともあり, 明らかに症状や治療法に関する問題が多くバランスが悪い問題構成になっていました。問題1つ1つがというよりも10問の中で重複する内容があるのはいかがなものかなあと感じます。

「実践に即した問題」という意味では薬に関する知識やその副作用などへの理解も求められるので, 今後そういう出題も増えてくると思います。また, 今回の問題は統合失調症と感情障害に関する問題が多かったですが, 認知症やアルコール依存症などについての出題が少ないのもなんだかおかしな感じです。また, 発達障害, PTSD, 社会不安障害など近年ニーズの増している精神疾患についても言及すべきだったと感じています。

精神保健福祉士は医学モデルで動くのではないので, 狭く深くではなく, ある程度浅く広くという出題形式が求められているのではないでしょうか。シュナイダーの1級症状や森田療法が実践現場でどれだけ役に経つのかなど大きな疑問が残ります。

まあ試験なんてそんなものなのでしょうか。。。

明日からは精神保健の課題と支援に移ろうと思います。相変わらず誤字脱字多いと思いますが, なにか見つけたら教えてください。

 


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