第25回-共通科目38

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事例を読んで, 社会福祉協議会の日常生活自立支援事業のC専門員の取組に関する次の記述のうち, より適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
日常生活自立支援事業のC専門員のところに民生委員のDさんより, 70歳代の一人暮らしのEさん (女性) の生活についての相談があった。Dさんによれば, Eさん宅の隣のFさんはふるくからの友人で, 外出が困難になったEさんの買物を手伝っているが, Eさんのお金で自分の買物もしているらしいとのことである。
1 日常生活自立支援事業の利用の必要があると考えられるので, 民生委員のDさんにEさん本人が相談に来るべきであることを伝える。
2 近隣住民間の問題であり, しかもふるくからの友人関係であることから, Dさんに2人のことをもう少し信頼してもよいのではないかと助言する。
3 Eさんは外出が困難なので, 介護保険制度の利用も考えられるため, 制度利用も視野に入れて, 介護保険制度の案内を持って訪問してみることにする。
4 Dさんの話の信憑性はとても高いと判断して, 直ちにFさん宅を訪問し, その行為が金銭搾取にあたる可能性があるのでやめるよう指導する。
5Eさんの生活状況を把握するためEさん宅を訪問し, Fさんとはどのような関係なのかということも含めて, アセスメントをていねいにしてみることにする。

これも事例問題なのでなんとか解いておきたいですね。なんとなく事例問題の方が「正しいものを2つ選べ」の出題率が多いような印象がありますねー。

選択肢1 誤り 日常生活自立支援事業についてはこちらが分かりやすいです。これは認知症や精神障害, 知的障害など自らの判断能力に不安がある人が使用する制度です。事例の問題では, 判断能力についてはなにも触れられていません。日常生活自立支援事業の対象になるのか不明ですね。仮に対象になったとしても, 外出が困難なEさんが来所しないと締結できない事業ではありません。事例は訪問して制度の説明を行うべきケースだと思います。

選択肢2 誤り。近隣住民の様子ってのは民生委員のほうが分かってますよねえ。。。

選択肢3 正答。まずは外出困難ということで現在の状態について把握する必要がありますね。選択肢の中では正しい行動に近いと思います。

選択肢4 誤り。もしかすると, EさんはFさんにとっての重要なキーパーソンである可能性があります。他者からの情報を鵜呑みにして短絡的に動くのはよくありませんね。

選択肢5 正答。「アセスメントする」というような選択肢がでればほぼ正答ですね。

こういう問題を逃すとかなりきつくなるので解いておきたかった問題でした。

今日はここまで。


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