次のうち, 感覚失語に関連の深い部位として正しいものを1つ選びなさい。
1 前頭葉 2 側頭葉 3 頭頂葉 4後頭葉 5 扁桃体
精神疾患の最初の問題。
最近は脳の機能については結構たくさん出題されているのでなんとか解けた人も多かったんじゃあないかと思います。脳の部位を覚えるのは面倒なのでポイッと捨てていた人もいるかもしれませんが。。
感覚失語とは, 自分が話すことはできるけど人の話す内容が理解できない状態のこと。大脳の聴覚野の近くにある感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)の損傷で起こります。ウェルニッケ中枢は, 側頭葉にあるのだけど, 広義では頭頂葉の一部も含むという話も聞いた事があるので決めつけるのはちょっと怖い問題でした。しかし不適切というほどの問題ではなく, 解答は2ですね。
似た様な内容で頻出の運動性失語についても覚えておく必要があります。
これは逆に, 自分の思っていることを言語に表現できないけど, 人の言っていることは分かる状態です。ブローカ中枢の損傷で起こる失語症の一種で前頭葉にあります。
ウェルニッケ中枢とブローカ中枢の話はかなりその他の国家試験でもよく見かけますねー。
さらにせっかくなのでその他の選択肢にある脳部位の働きについても覚えておきましょう。前述したように前頭葉にはブローカ中枢, 側頭葉にはウェルニッケ中枢でしたが, 後頭葉には視覚中枢があり, 頭頂葉は感覚統合の機能をもちます。扁桃体は情動や記憶。
結構うんざりするほど覚えないと行けませんねー。。。
では一問目はここまで。誤字や間違いを発見した人は教えてくださいー。
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