第25回-精神専門76

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ジョブコーチ支援制度に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 職場適応援助者は, 家族に対して精神障害者が安定した職業生活を送るためのかかわり方について助言を行う。
2 職場適応援助者には, 職場適応のための支援を必要とする精神障害者の個々の状況に応じた支援計画の策定が義務づけられている。
3 障害者職業総合センターは, 精神障害者の求めに応じ, 職場適応援助者をその精神障害者の従事する職場に派遣して, 支援を実施する。
4 職場適応援助者による支援の期間は求職している精神障害者の就職が正式に決定する時点で終了する。
5 職場適応援助者とは, 公共職業安定所 (ハローワーク) が実施する職場適応援助者養成研修を修了した者をいう。

選択肢1  合格発表を見るとこれが正答になっているのですが, これって正しいですかねえ??「家族に対して」の後に, 「も」って書いてあれば正解なんでしょうけど, この日本文だと, 家族に対してのみ援助するように聞こえちゃうんだけど。。なんかいやらしい問題。。

選択肢2 支援計画を立てるのは職業カウンセラーの仕事ですね。誤り。

選択肢3 配置型ジョブコーチが所属するのは地域障害者職業センターです。誤り。障害者職業総合センターは職業リハビリテーション関係施設の中核機関として, 調査研究・支援技術の開発・人材育成などを行う場所です。

選択肢4 これはすぐに誤りとわかったのではないでしょうか?ジョブコーチは就労後も本人及び事業主への支援を継続します。

選択肢5 職場適応援助者は配置型と第一号と第二号に分類されます。それぞれの詳細は以下を参考に。

配置型ジョブコーチは, 地域障害者職業センターに配置するジョブコーチです。就職等の困難性の高い障害者を重点的な支援対象として自ら支援を行うほか, 第1号ジョブコーチ及び第2号ジョブコーチと連携し支援を行う場合は, 効果的・効率的な支援が行われるよう必要な助言・援助を行います。

第1号ジョブコーチは, 障害者の就労支援を行う社会福祉法人等に雇用されるジョブコーチです。高齢・障害者雇用支援機構が実施する第1号職場適応援助者養成研修又は厚生労働大臣が定める第1号職場適応援助者養成研修を修了した者であって, 必要な相当程度の経験及び能力を有すると機構が認める者が担当します。

第2号ジョブコーチは, 障害者を雇用する企業に雇用されるジョブコーチです。高齢・障害者雇用支援機構が実施する第2号職場適応援助者養成研修又は厚生労働大臣が定める第2号職場適応援助者養成研修を修了した者であって, 必要な相当程度の経験及び能力を有すると機構が認める者が担当します。

第一号と第二号については, 企業や, 社会福祉法人に就労している職員が研修を受ける事でジョブコーチとしての仕事を行います。研修は, 高齢・障害者雇用支援機構が行うので誤りですね。

あと4問!!ちょっとしばらくさぼっていたので今日は一気にやっちゃいますー。

 

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