第27回-社会専門109

問題109 ケアマネジメントの過程でケアマネジャーが行うことに関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ケアマネジメントは, ケアマネジャーが利用者からの訴えに基づいて地域ネットワークを構築するところから始まる。
2 アセスメントでは, 様々な生活課題の中でケアマネジメントが対応すべきものを仕分けるスクリーニングを行う。
3 ケアプランにおけるサービス選択では, ケアマネジャーによる専門的な判断を優先する。
4 ケアプランの実施に当たっては, サービスやサポートの提供主体と利用者の間に入って調整を行う。
5 モニタリングとは, 現行のケアプランで対応できない利用者を他機関に送致することである。

ケアマネジメントに関する問題です。これも比較的カンタンだったと思います。しっかり解いておきましょう。

選択肢1 誤り。なんだかなにが言いたいかわからない問題ですねえ。まあ少なくとも利用者のニーズが出現した時点でケアマネジメントは開始されているので誤りだと思います。

選択肢2 誤り。スクリーニングは, インテークの時点で行うことになるんじゃないかなあ。

選択肢3 誤り。ケアプランは利用者と一緒に作り上げていくものなので, 「専門的判断を優先」というところは, 明らかに誤りですね。

選択肢4 正答。なんかひっかかる表現ですが, この解説は一番正答に近いと思います。資源調整モデルの視点だと思います。

選択肢5 誤り。他機関に対して紹介していくことをリフォーラルといいます。

なんか適当な解説になっちゃったけど, この問題はいいよね。。今日はここまでー。

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第27回-社会専門108

問題108 事例を読んで, E児童福祉司 (社会福祉士) による個別性を重視した対応として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
F子 (10歳) は 児童相談所で一時保護を受け, 三日後に児童養護施設への入所を控えている。E児童福祉司が, 本人の準備状況を確認するために面接をしたところ, 「転校はしたくない。だから施設には行きたくない」と言われた。
1 「転校は初めてだったね。今の気持ちを詳しく聞かせてくれるかな」と率直な気持ちを尋ねる。
2 「この前の話し合いでF子ちゃんも一緒に決めたことだよね」と施設入所に関する本人の同意を再確認する。
3 「学校での悩みごとも今度行く施設ではちゃんと相談にのってくれるよ」と施設の支援体制を伝える。
4 「施設に行く前に転校を気にする子は多いけど, 行ってみると慣れるものだよ」と心配を和らげる。
5 「転校は私も経験したけど 新しい友達もきっとできるから心配するほどじゃないよ」と前向きなとらえ方を示す。

うーんただの事例問題かな・・・・

選択肢1  正答。F子の不安をまずは聞き出すことから始めるという意味ではこれは誤りにはしにくいですね。

選択肢2 誤り。事実を確認するという意味ではあやまりではありませんが, この文章では「同意したから意見を変えてはいけない」というように聞こえます。本人の同意はいつでも覆すことができますね。

選択肢3 誤り。うーむ。まあこういうこともいいそうですよね。ただ, そもそも今の学校で相談に乗ってくれていないわけでもないでしょうし, 入所有りきで話が進んでいくのはどうかと思います。

選択肢4 誤り。これは個別化の原則に反しますね。他の子どもが大丈夫だからといってF子も同じとは限りません。

選択肢5 誤り。社会福祉士自身の転校の状況とはわけが違うでしょう。個別化の原則に違反していると思います。

今日もあと一問がんばろー。

 

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第27回-社会専門107

問題107 相談援助の面接場面で活用する専門的な応答技法の説明に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 相手の発言をそのままの表現で言い返す技法を「閉じられた質問」という。
2 相手の発言の情緒的な面を言葉にして返す技法を「言い換え」という。
3 うなずいたり相手の話を促す技法を「明確化」という。
4 相手の発言内容に対して援助者側の解釈を加えて応答する技法を「要約」という。
5 私はこう思いますと援助者を主語にした言い方をする技法を「アイメッセージ」という。

ソーシャルワークにおける技法の用語問題です。これもサービス問題かなあ。

選択肢1 誤り。これは繰り返し技法の説明。閉じられた質問は, クライアントがYes, N0などで応えることができる質問のことを言います。「兄弟は何人いますか?」などの正答が簡単に見つかる質問もこれに当たります。

選択肢2 誤り。選択肢は感情の反映の説明だと思います。「つらかったんですね」というような言い方でしょうか。クライアントにとっては, 自分の感情をわかってくれたという理解につながります。「言い換え」は, 感情に限らず, クライアントの言葉をワーカーの言葉で言い換える技法です。例えば「頑固過ぎて」を「意志が強い」などの言い換えるリフレーミングもその一種ですね。

選択肢3 誤り。これは促し技法だと思います。あなたの言葉を聞いていますよ。というメッセージを伝えることで更に深い部分まで話してもらうために使われる技法です。明確化は, クライアントの話す内容の要点を明らかにして返す技法のことを言います。

選択肢4 誤り。要約はあくまでクライアントの話をまとめるという技法です。選択肢は明確化の説明かなあ。なんかどっちもでいいだろうという気分になってきましたが。。

選択肢5 正答。「I」ではじまる主観的メッセージのことをIメッセージと言います。クライアントの意見と違うこともいう可能性もあるので, ある程度ラポールが出来上がってから使用される技法だと思います。

今日もあと2問!がんばるぞー」。

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第27回-社会専門106

問題106 事例を読んで, C医療ソーシャルワーカー (社会福祉士) の対応として, 適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
C医療ソーシャルワーカーは, X病院に一人だけの医療ソーシャルワーカーとして採用された1年目のワーカーである。末期がんの告知を受けて入院している身寄りのないDさん (70歳, 男性) の相談に入院当初から親身になって応じ, 休日にも様子を見に来るなどしていた。このたび, 長期の休暇を取得しようと考えているが, 休暇中にDさんの病状が急変した場合のことが気になり, 休暇を取りやめるべきかどうかと考え始めた。

1 Dさんに自分の携帯電話の番号を告げ, 直接連絡が取れるようにして休む。
2 Dさんに事情を率直に話して一緒に考えてもらい, Dさんの意思を尊重する。
3 Dさんの病状急変時のワーカー業務について, あらかじめ看護師長らと相談する。
4 Dさんには, 休暇を取りやめ自分がずっと支援すると言って安心してもらう。
5 個人的熱意でかかわり過ぎる自分の行動傾向を内省し, Dさんとの関係を見直す。

新人1年目で一人ワーカー。僕もこんな感じだったなあと懐かしく思いながら解いた事例問題です。これもサービス問題かなあ。

選択肢1 誤り。社会福祉士の行動規範の中にも「社会福祉士は, 利用者と私的な関係になってはならない。」とあります。なんとかしたい気持ちはあっても私的な番号のやりとりは, 専門的援助関係とは言えないと思います。

選択肢2 誤り。これは専門職としてはどうでしょう。Dさんの支援に酔っているだけだと思います。これ選んでしまった人多そうですが。。

選択肢3 正答。専門職としての業務を多職種にお願いするのは心苦しいですが, ワーカーも被雇用者なので休暇を取る必要があります。一人ワーカーという状態では, 多職種との連携が欠かせません。

選択肢4 誤り。こんなことすると援助側が限界に達してしまいます。専門職として関わる際に, 適切な仕事との関わり方はとても大事だと思います。

選択肢5 正答。言い過ぎかなあとも思ったのですが「 休暇中にDさんの病状が急変した場合のことが気になり, 休暇を取りやめるべきかどうかと考え始めた」という時点で専門的援助関係としては行き過ぎだと思います。こういう一人職場では, そこを指摘してくれるスーパーバイザー的視点がどうしても欠けてしまうので, より内省的態度が求められるのではないでしょうか。

今日は結構スムーズに進みました。今日はここまでー。

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