第28回-社会専門141

問題141 事例を読んで, 本件の通告先として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
中学3年生の男子 (15歳) が, 商店で食料品 (1200円相当) を盗み, 被害届が出されて警察に補導された。特に食べるものに困っていたわけではないが, 軽い気持ちで万引きしてしまったと供述している。
1 市町村
2 児童相談所
3 検察官
4 家庭裁判所
5 都道府県公安委員会

この問題は不適切問題だったみたいですね。どうやら問題文の「通告」を「送致」にすれば選択肢3の検察官でよかったみたいです。
一応解説すると, 14歳以上20歳未満で刑法犯の罪を犯した少年は, 刑法犯少年といい警察は検察官に送致することになります。これがもし, 14歳未満の場合は触法少年といい, 児童相談所に通告されます。これは今後も出題されそうですね。ちなみに公安委員会は, , 警察の民主的運営と政治的中立性を確保するため, 警察を管理する機関なので直接関係ないですね。

さて、あと一問!

 

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 | コメントする

第28回-社会専門140

問題140 次の記述のうち, 母子保健法に規定されていることとして, 正しいものを1つ選びなさい。
1 母子保健の向上に関する措置は, 妊産婦のみを対象として規定している。
2 低体重児の届出について規定している。
3 予防接種の実施について規定している。
4 乳児家庭全戸訪問事業について規定している。
5 母子生活支援施設について規定している。

母子保健法も何回か出題されていますね。これはしっかり解いておきたいところです。

選択肢1 誤り。これは明らかに誤りですね。母「子」保健法ですから。。一応6条を抜粋しておきます。ここの用語はしっかり覚えておいたほうがいいと思います。
第六条 この法律において「妊産婦」とは, 妊娠中又は出産後一年以内の女子をいう。
2 この法律において「乳児」とは, 一歳に満たない者をいう。
3 この法律において「幼児」とは, 満一歳から小学校就学の始期に達するまでの者をいう。
4 この法律において「保護者」とは, 親権を行う者, 未成年後見人その他の者で, 乳児又は幼児を現に監護する者をいう。
5 この法律において「新生児」とは, 出生後二十八日を経過しない乳児をいう。
6 この法律において「未熟児」とは, 身体の発育が未熟のまま出生した乳児であつて, 正常児が出生時に有する諸機能を得るに至るまでのものをいう。

選択肢2  正答。18条には「体重が二千五百グラム未満の乳児が出生したときは, その保護者は, 速やかに, その旨をその乳児の現在地の市町村に届け出なければならない。」とあります。

選択肢3 誤り。これは知らなかったのですが, 予防接種については予防接種法で定められています。第一条を抜粋しておきます。「この法律は伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために公衆衛生の見地から予防接種の実施その他必要な措置を講ずることにより, 国民の健康の保持に寄与するとともに, 予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的とする」

選択肢4 誤り。乳児家庭全戸訪問事業は, 児童福祉法に規定されています。この事業は, 市町村の区域内における原則として全ての乳児のいる家庭を訪問することにより, 子育てに関する情報の提供並びに乳児及びその保護者の心身の状況及び養育環境の把握を行うほか, 養育についての相談に応じ, 助言その他の援助を行う事業をいいます。

選択肢5 誤り。母子生活支援施設も児童福祉法に規定されています。母子生活支援施設は, 配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて, これらの者を保護するとともに, これらの者の自立の促進のためにその生活を支援する施設ですね。

さて、あと2問ー。なーんか疲れたけどふんばりましょうー。

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 | コメントする

第28回-社会専門139

問題139 児童虐待の防止等に関する法律に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 学校の教職員, 児童福祉施設の職員, 医師保健師, 弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者には, 児童虐待の早期発見の努力義務が課せられている。
2 偶然通りかかった見知らぬ男性が, 児童に対して暴力を振るってケガをさせる行為は, 児童虐待に当たる。
3 児童相談所長は, 児童虐待を受けた児童の意に反して, 一時保護を行うことはできない。
4 児童虐待を行った保護者が, 接近禁止命令に違反しても, 罰則を科せられることはない。
5 児童虐待を疑った医師が, 児童虐待の通告をする場合には, 当該児童の保護者の同意を得るものとされている。

さて、今日でこの科目もおしまいにしちゃいたいですね。
この問題はあまり見たことのないタイプの問題ですが、しっかり読めば結構解けたように思います。

選択肢1 正答。これはまあなんとなく正しそうですね。第5条に「学校, 児童福祉施設, 病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体及び学校の教職員, 児童福祉施設の職員, 医師, 保健師, 弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者は, 児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し, 児童虐待の早期発見に努めなければならない」と記されています。

選択肢2 誤り。これは普通に傷害事件ですよねえ。。児童虐待防止法2条には, 「保護者がその監護する児童に」と記されています。

選択肢3 誤り。一時保護は, 児童相談所長の報告を受けた都道府県知事の権限で行うものなので, 児童や保護者の意思に関わらず行うことができます。児童福祉法には「児童の意思」というワードは含まれていませんが, 都道府県知事が「児童の保護のため特に必要があると認めるとき」と判断した場合には, 一時保護, 入所措置, 面会の制限等を行う権限が与えられています。

選択肢4 誤り。こちらのページがわかりやすそうです。2007改正時に都道府県知事による保護者に対する接近禁止命令制度の創設されました。従わない場合には罰則(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)も決められています。

選択肢5 誤り。第6条に「児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は, 速やかに, これを市町村, 都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所又は児童委員を介して市町村, 都道府県の設置する福祉事務所若しくは児童相談所に通告しなければならない。」とあります。この通報義務は他の法律における守秘義務よりも優先されます。もちろん, 保護者の同意も必要ありません。

さて、次行ってみましょうー!

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 | コメントする

第28回-社会専門138

問題138 児童福祉法における用語の意味として, 正しいものを1つ選びなさい。
1 「少年」とは, 中学校入学の始期から, 満18歳に達するまでの者をいう。
2 「妊産婦」とは, 妊娠中又は出産後3か月以内の女子をいう。
3 「要支援児童」とは, 保護者に監護させることが不適当であると認められる児童をいう。
4 「保護者」とは, 児童の扶養義務を負う者をいう。
5 「特定妊婦」とは, 出産後の養育について, 出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦をいう。

原文を確認しながら解いていかないとかなり難しく感じました。実際には解けた人はすくなかったんじゃないかなあ。こまかい数字出しますねえ。。

選択肢1 誤り。「中学校入学始期から」ですぐに外せた選択肢ですね。一応, 第四条を抜粋します。
第四条 この法律で, 児童とは, 満十八歳に満たない者をいい, 児童を左のように分ける。
乳児 満一歳に満たない者
幼児 満一歳から, 小学校就学の始期に達するまでの者
少年 小学校就学の始期から, 満十八歳に達するまでの者

選択肢2 誤り。これは難しかったですね。第五条を抜粋します。
第五条 この法律で, 妊産婦とは, 妊娠中又は出産後一年以内の女子をいう。

選択肢3 誤り。要支援児童とは, 「乳児家庭全戸訪問事業の実施その他により把握した保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童」を言います。選択肢は要保護児童の説明です。よく似ているので注意が必要ですし、ここから出題の可能性は高そうです。

選択肢4 誤り。第6条には, 「保護者とは, 親権を行う者, 未成年後見人その他の者で, 児童を現に監護する者をいう」と規定されています。ここでいう現に看護する者ってのは, 里親とかそういう人も含んでいるいう意味だと思います。

選択肢5 正答。第6条の三5項に「出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦」とあります。

この問題は結構しんどかったなあ。今日はここまでー。

 

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 | コメントする