第27回-社会専門122

問題122 チームに関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 チームとは, 共通の目標や職務の遂行のために, 相互に依存し, 協力し合う二人以上の人々からなる境界の明瞭な集合体である。
2 チームの業績は, メンバーによる努力の投入量の総和とほぼ同じになる。
3 遂行するタスクが多様なスキルや判断を必要とする場合には, チームよりも個人の方が高い業績を上げることができる。
4 短期的目標や各自の役割, 責任の配分などがあらかじめ組織の管理者によって統制されているチームを, 自己管理型チームと呼ぶ。
5 チームメンバーの人数が多いほど, 建設的な交流が促進される。

これは集団力学とか, 組織心理学などの範疇の問題ですね。深く考えず常識的に考えて消去法で正答を探す問題ですね。

選択肢1 正答。まあ誤りって感じではないですよね。チームには, 共通の目標が必要です。

選択肢2 誤り。そうとも限りません。それぞれのメンバーの努力のベクトルが間違っているれば総和にはなりませんし, 相互に依存しているチームでは, 単純な総和よりも大きい業績を得ることもできます。

選択肢3 誤り。単純な課題であれば個人で行っても集団で行ってもその業績は変わりませんが, 複雑な問題には対応することが困難になります。個人をチームにすることで, 遂行するタスクが複雑であっても対応することができます。

選択肢4 誤り。選択肢はリーダー管理型チームの説明じゃないかな。個人管理型は, 目標だけが決められて構成メンバーはそれぞれ自律性を持って個人の判断で仕事を進めていく方式なので誤りだと思います。

選択肢5 誤り。チームの人数が多くなるからと言って建設的な交流が行われるとは限りません。あまり人数が多くなると責任の分散がおきることもあるため, サブグループなどの役割が重要になります。

さて, 今日もあと一問ー!

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第27回-社会専門140

問題140 ひとり親家庭への支援施策に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 母子生活支援施設は, 父子家庭も利用できる。
2 母子, 父子自立支援員は, 社会福祉士の資格が要件となっている。
3 母子及び寡婦福祉法 (現在の母子及び父子並びに寡婦福祉法) は1980年代に父子家庭を対象に含めた。
4 児童扶養手当は, 父子家庭も対象にしている。
5 母子及び寡婦福祉法 (現在の母子及び父子並びに寡婦福祉法) が定める自立促進計画は事業主がつくる計画である。

結構厳しい問題だなあ。細かいトコついて来ますけど, これは解いておきたい問題でした。

選択肢1 誤り。母子生活支援施設は, 18歳未満の子どもを養育している母子家庭など, 生活上の問題を抱えた母親と子どもが一緒に入所して生活できる施設です。DVなどの被害者の一時保護も行っています。父子家庭は利用できません。

選択肢2 誤り。自立支援員は, 個人それぞれケースに応じて自立に必要な相談や指導を行います。全国に約1000人の従事者が配置されており, 福祉事務所の管轄区域で執務の担当区域ごとに業務にあたっています。資格要件はなく, 都道府県知事などから委託を受けて行われます。

選択肢3 誤り。年号問題ですね。1980年はあまりにも早すぎです。法律の中に父子家庭も位置づけられたのは, 2002改正です。法律の名称改正は, 2014改正時ですね。

選択肢4 正答。児童扶養手当は, 父母が離婚するなどして父又は母の一方からしか養育を受けられない一人親家庭などの児童のために, 地方自治体から支給される手当です。元々は母子家庭だけを対象としていましたが, 2010から父子家庭にも対象を拡大しています」。

選択肢5 誤り。普通に考えて事業主が定めるわけないですよね。都道府県等は, 厚生労働大臣の定める基準にしたがって自立促進計画の策定に努めることとされています。

はい次ーどんどん行きましょー!

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第27回-社会専門139

問題139 事例を読んで, 児童相談所の児童福祉司が利用を勧める施設又は事業として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Hさん夫妻は, 長年の希望であった里子を養育することになった。里子のJ男 (4歳) は, Hさんの家に来てから, 1か月ほどは言うことを聞く手のかからない子どもであったが, 2か月を過ぎるころから夜ひとりで寝られなくなったり, 夜尿も頻繁に起きるようになった。しかし, 児童相談所からは, J男には, 病気の診断や障害の判定はなされていないと言われた。児童相談所は自宅から1時間以上かかる遠いところにあるため, 子どもを育てた経験のないHさんはとても心細く不安である。身近な地域で子育て情報や, 話し相手, 子育て仲間がほしいと思っている。
1 子育て短期支援事業
2 地域子育て支援拠点事業
3 児童発達支援センター
4 婦人相談所
5 配偶者暴力相談支援センター

事例問題っぽい雰囲気の用語問題ですね。簡単なのでしっかり解いておきたい!

選択肢1 誤り。子育て短期支援事業は, 親の病気などの理由により一時的に家庭での養育が困難となった児童を預かる事業で, ショートステイや, トワイライトステイと呼ばれるものです。事例とは関係なさそうです。

選択肢2 正答。 地域子育て支援拠点事業は, 子育て家庭の親とその子どもがいつでも気軽に集い, 相互交流を図るとともに子育てについての相談が受けられる常設オープンスペースなどを運用する事業です。もちろん里親であっても利用することが可能ですし, 「身近な地域で子育て情報や, 話し相手, 子育て仲間がほしい」というHさん夫妻のニーズにフィットしている社会資源だと思います。

選択肢3 誤り。児童発達支援センターは, 2問連続ですね。地域の障害のある児童を通所させて, 日常生活における基本的動作の指導, 自活に必要な知識や技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う施設です。J男さんは, 現在のところ「病気の診断や障害の判定はなされていない」ので直ちに利用する社会資源ではないと思います。

選択肢4 誤り。婦人相談所は, 元々は売春を行うおそれのある女子の相談, 指導, 一時保護等を行う施設でした。現在は, 夫婦間での暴力・DV・モラハラを受けているような女性の相談やカウンセリング, 調査指導, 援助, 一次保護などを行う役割を担っています。事例とは関係ないですね。

選択肢5 誤り。配偶者暴力相談支援センターは, DV被害者に対して, 相談から自立まで総合的に支援するためのセンターです。間違いなく事例とは関係ありませんね。

さて、今日も4問頑張って3年目終わらせてしまいましょうー!

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第27回-社会専門138

問題138 社会的養護に関する次の記述のうち。正しいものを1つ選びなさい。
1 小規模住居型児童養育事業 (ファミリーホーム) は, 児童を養育者の家庭に迎え入れて養育を行う事業である。
2 民法上の扶養義務を有する親族は, 里親になることはできない。
3 市町村に設置される要保護児童対策地域協議会は, 主として児童及びその家族について必要な調査及び指導を行う。
4 児童発達支援センターは, 虐待を受けた児童などを入所させる施設である。
5 児童養護施設は, 保護者のいる児童を入所させることはできない。

社会的養護に関する問題です。ちょっと細かい内容ですが, これからも出題されそうなのでしっかり復習が必要だと思います。
社会的養護とは, 保護者のない児童や, 保護者に監護させることが適当でない児童を, 公的責任で社会的に養育し, 保護するとともに, 養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことを言います。

選択肢1 正答。ファミリーホームは, 家庭環境を失ったこどもを里親や児童養護施設職員など経験豊かな養育者がその家庭に迎え入れて養育する家庭養護のことを言います。現在全国に200箇所以上あります。こちらのページに一度目を通しておいたほうがよさそうですね。

選択肢2 誤り。里親については2度目の出題ですね。養子縁組里親, 養子縁組をしない養育里親, 一定の専門的ケアを必要とする児童を養育する専門里親など里親にはいろいろな種別があります。選択肢は, 3親等以内の親族(祖父母, 叔父, 叔母など)が行う親族里親の説明です。むしろ親族里親の方が優先される傾向が高いので誤りですね。

選択肢3 誤り。要保護児童対策地域協議会は虐待を受けている子どもを始めとする要保護児童の早期発見や適切な保護を図るための協議会です。「調査指導」っても多分違いますし, 地方公共団体が設置するものなので市町村ってのもちょっと違いそうです。

選択肢4 誤り。児童発達支援センターは, 地域の障害のある児童を通所させて, 日常生活における基本的動作の指導, 自活に必要な知識や技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う施設です (WAMNET)。選択肢は児童養護施設の説明じゃないかな。

選択肢5 誤り。児童養護施設は, 保護者のいない児童, 虐待を受けている児童, 家庭環境や様々な事情により家庭での養育が難しい児童を入所させて養護を行う施設です。保護者が居ても入所することは可能です。

さて今日はここまーでー。

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